自分に合った乗り心地で選ぶハーレーのシート

ハーレーのクロームパーツはメタリックな輝きを持っています。
黒を基調としたハーレーの車体にアクセントを設けるのに最適なクロームパーツは愛車のカスタムに欠かせません。その一方でクロームパーツはサビが生じやすい欠点があるので取り扱いには十分に注意する必要があります。クロームメッキの表面には人の目には見えない微小な穴が無数に存在します。その穴に埃や雨水などの汚れが入り込み、少しずつサビが生じてしまうのです。
汗や皮脂もサビの原因になるので、クロームパーツを素手で触ってはいけません。パーツを交換する際は必ず手袋を使い、クロームパーツに汚れを付着させないように気を配ります。

保管の際も同様で、汚れが付着しないように収納ケースに入れたりシートをかけるなどの対処が必要です。水濡れも厳禁なので雨水に当たらない、屋内に置くことを厳守します。湿気でサビが生じる可能性もあることから、通気性が良く乾燥した場所を選ぶのがクロームパーツを長持ちさせる工夫です。汚れが付着した場合、綺麗な水で洗い流してから柔らかい布で水分を吸収させ、直射日光を避けて乾燥させます。クロームメッキは約0.02ミクロンの非常に薄い皮膜なので、わずかな刺激でも剥がれてしまいます。そのため、クロームパーツの清掃は表面を傷つけないようにすることを第一に考えて行うことが重要です。万が一、サビが生じていた場合も慌てず、冷静に対処するように心がけます。

サビが生じたクロームパーツは専用のサビ取り剤を使うのが正しいメンテナンスの方法です。薬剤の効果でサビを溶解させるので周囲のメッキを傷める心配がありません。サビを除去した後は改めてクロームメッキを施せばメンテナンスは完了ですが、塗りムラの無い綺麗なメッキは素人では困難です。そのため、パーツのメンテナンスに慣れていない人は専門業者に依頼するのが賢明と言えます。
メッキの曇りはサビの前兆なので、日頃からクロームパーツの状態をチェックすることも忘れてはいけません。専用の曇り止め剤を使えばサビに繋がる曇りの発生を防ぐことができます。